トピックス

「新型コロナ」 ワクチン比較~副反応・効果・特性~

新型コロナのワクチンを比較していきます。

有効性(2回接種)のワクチン

ファイザー製ワクチン

2回接種での有効性:95%


【接種間隔】
*1回目の接種から21日間隔で2回目を接種
*十分な免疫ができるのは、2回目接種より7日後

【特性】
*新型コロナウイルス感染症の発症を予防
*ウイルスの遺伝子であるメッセンジャーRNA(mRNA)を用いて免疫系の反応を誘発し抗体をつくる

【主な副反応】
・頭痛、関節痛、筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、発熱等

【重大な副反応】
・アナフィラキシー

【保存】
-75度±15度

【その他】
*日本で最初に接種が始まったワクチン
*薬事承認済


モデルナ/武田製ワクチン

2回接種での有効性:94.5%

【接種間隔】
*1回目の接種から28日間隔で2回目を接種

【特性】
*新型コロナウイルス感染症の発症を予防
*ウイルスの遺伝子であるメッセンジャーRNA(mRNA)を用いて免疫系の反応を誘発し抗体をつくる

【主な副反応】
・頭痛、関節痛、筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、発熱等

【重大な副反応】
・アナフィラキシー

【保存】
-20度±5度

【その他】
*日本国内で製造可能


アストラゼネカ社ワクチン開発番号:AZD1222)

2回接種での有効性:82.4%

【接種間隔】
*1回目の接種から28日間隔で2回目を接種

【特性】
*新型コロナウイルス感染症の発症を予防
*チンパンジーに感染する風邪ウイルスを無害化し、新型コロナ遺伝物質を組み込むことで遺伝情報を接種者に伝達し、免疫反応を促す

【主な副反応】
・頭痛、倦怠感、悪寒、発熱、筋肉の痛み等

【重大な副反応】
・血栓
・アナフィラキシー

【保存】
2度~8度

【その他】
*冷蔵保存が可能


有効性(1回接種)のワクチン

ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチン

1回接種での有効性:66.1%

【接種間隔】
*1回の接種

【特性】
*新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ
*風邪ウイルスを無毒化し、新型コロナウイルスの遺伝子コードを組み込み免疫反応を促す

【主な副反応】
・頭痛、倦怠感、悪寒、発熱、筋肉の痛み等

【重大な副反応】
・現状報告なし

【保存】
冷蔵

【その他】
*1回の接種でよい
*医療スタッフの負担を減らせる
*年齢に関わらず接種可能

【接種を受けることができない人、注意が必要な人】

・接種するワクチンの成分にアレルギーがある人
・急性疾患にかかっている人
・発熱している人
・抗凝固療法を受けている人、血小板減少症または凝固障害のある人
・免疫不全の診断を受けたことがある人、近親者に該当者がいる人
・基礎疾患、発育障害のある人
・妊娠中、妊娠の可能性がある人

※当てはまる可能性がある方は、必ず接種前に医師へ確認してください。


【ワクチン接種後の注意点】

※ワクチンを接種した後は15分以上(過去にアレルギー症状を起こしたことがある方は30分以上)接種を受けた施設で待機し体調を確認してください。
※体調に異常を感じた場合は速やかに医師へ伝えてください。